訪問診療
錦クリニックでは定期的に患者さんの自宅に往診する訪問診療を行っています。
- 患者さんの病状に応じて、1~2週ごとの訪問になります。
- 訪問診療をおこなっている患者さんの急変時には、訪問看護ステーションと協力し、24時間対応をおこなっています。
- 必要であれば夜間や休日の往診もおこないます。
いわゆる定期的な「往診」を訪問診療といいます。
原則ご高齢やお体に障害などがあり、通院が困難な患者さんのための医療形態です。
病状に応じておおむね2週に1回、週に1回・・など、外来診療のかわりに医師が患者さんの家や施設などに訪問して診療を行います。
訪問看護、訪問介護・リハビリテーションなどと併行してご利用するケースもあります。
在宅ホスピスについて
治療が困難な状態の患者さんが、苦痛を和らげながら住み慣れたご自宅で最期まで過ごせるように、またはできるだけ長く自宅で過ごせるような医療支援を行っています。
現状では病院では苦痛のコントロールが難しい場合も多く、専門施設であるホスピスは地域や収容人員も限られています。
また自宅で自由に過ごすことで、精神面が落ち着き、痛み、症状などが和らぐケースもあります。また何より大切な家族と一緒にすごせる時間も長くなります。
錦クリニックでは出来る限りの医療サポートを行って患者さんがご自宅で最期を迎えるサポートを致します
臨時往診について
臨時往診は訪問診療をおこなっている患者さんの急変時におこないます。
院内の訪問看護や訪問看護ステーションと協力し、24時間対応をおこなっています。必要であれば夜間や休日の往診もおこないます。
外来に通院されている患者さんが具合が悪くなったときは、時間に余裕があれば臨時往診をおこなっていますが、訪問診療をおこなっている患者さんからの臨時往診の依頼は毎日のようにあり、外来患者さんへの臨時往診の余裕はなかなかないのが現状です。
また一度も受診したことのない患者さんからの臨時往診の依頼はお断りしています。ただし、ケアマネージャーや訪問看護師から緊急の依頼があった場合は、その都度患者さんの置かれている状況や病状を考慮して往診したことはあります。特に泌尿器科的な処置が必要な場合はできるだけ訪問いたします。
実績
在宅療養支援診療所は、年に1回社会保険事務所へ活動内容を報告する義務があります。
過去3年間の実績報告です。



料金
現在の在宅診療は、医療保険と介護保険を併用しておこないます。
医療保険分
在宅時医学総合管理料
- 月に2回以上の訪問診療を行い、24時間常時連絡対応を行い、必要があれば臨時往診できる体制をとった場合の費用:4600点
- 訪問診療料 1回:833点
介護保険分
居宅療養管理指導料
- 在宅生活に関する療養指導・介護保険に関わる事業者へ必要な情報提供をおこなうことに対する費用:1回 292または500単位(月2回までの算定)
具体的には以下のようになります。
月2回の訪問診療をする場合(医療保険・介護保険が1割負担の場合)
- 在宅時医学総合管理料:4600点 4,600円
- 訪問診療 1回833点×2回:1666点 1,660円
- 居宅療養管理指導料 292単位×2:584単位 584円
合計:6,844円
※医療保険では1点:10円 介護保険では1単位:10円になります。
10円未満の端数処理をしますので実際の金額は多少前後します。
臨時往診・在宅酸素療法・中心静脈栄養・血液検査などをおこなった場合は上記金額に加算されます。